鹿中 学校生活

2019年1月の記事一覧

青雲の志

 
 校舎3階の学習室を放課後に覗いてみると,既に書き初めを練習した作品が行儀良く並べられて,乾かされていました。力作ぞろいです。3年生は今年も「青雲」です。
 ところで,校門付近には「青雲の志」と刻まれた大きな石碑があることはご存じでしょうか。現在の「大峠山」の地に校舎が移転してもう40年近くになるのですが,その際に同窓会の皆さんがこれを寄贈してくださいました。実に堂々とした立派な石碑です。文字には黄色の塗料が入れられ,文字がしっかり見えるようになっています。
 辞書によれば,「『青雲』は雲の上の青い空を意味し、高位・高官、立身出世のことをいう」とあります。また,そのことから「徳を磨いて、立派な人物になろうとする心。また、功名を立て立身出世をしようとする心」と解説されています。
 雲でさえ高い目標ですが,その向こうの青空は更に高く,しかもいつも澄みわたっている場所です。そこは絶対的な輝きをもつ場所。この言葉は生徒に,単に名誉を希求するのでなく,その上の絶対的な理想(青空)を目指せと言っているようです。生徒が「青雲」と書く度に,雲上の青空の輝きに憧れる心を宿してほしいと思います。

迎春 未来を夢見る人間になろう!


 なぜ学ぶのか。…それは,幸せになるためです。そう答えたいと思います。自分はもちろん,自分以外のみんなと一緒に幸せになるために学ぶのです。…そう考えると,学ぶことの意義がよく分かでしょう。みんなが幸せになるためには,世界や身近な地域の課題を解決していかなければなりません。どんな課題があるのでしょうか。どう解決したらいいのでしょうか。その答えを見つけるために,学び,実践するのです。
 鹿折中学校は「未来を夢見る人間」の育成を目指しています。今年もその目標に向かって頑張ります。生徒諸君が,将来にわたって自分とみんなの幸せを求め,人々と協力して実践し,明るい未来の担い手となって逞しく生きることを願います。
 ふるさとや世界をより良くするのは,私たちです。本物の学びを実現しましょう。